登場人物


 ここでは最低限のネタバレだけしているので未読の方にも安全だと思います。
 (more...)はキャラに50の質問が新窓で開きます。ネタバレあるのでご注意を。




 (わたし)

 高校二年生にして本作品の主人公。
 恋をしたのが運のつき。突っ込み属性なのに最大のやられキャラ。結城さんにフォーリンラブで、彼の前では自然と可愛い乙女になってたりもする。薄々、失恋しちゃってることも気づいているのだが諦め悪く絶賛片思い中。
 桂木の傍若無人ぶりにはもはや諦めもあってか順応してきていたが、峰藤は天敵。少しでも優しいと裏があるのではないかと勘ぐるほど。
 危険察知能力はあっても回避できずに巻き込まれるのはお約束。名前が明かされる日が来るのかは、作者も知らない。(more...


「いや、っていうか……ああ、もうこんチクショウとしか言えないですね」



 結城(ゆうき)

 主人公の想い人で喫茶店のマスター。
 柔和な笑顔と圧倒的な癒しオーラは女のみならず男までタラす。こっぱずかしい台詞も素面で言えちゃう天然ホストな三十五歳。親父発言をさらりとかまし、峰藤まで可愛いと言い切る曲者でもある。
 しかし明るさの影に時々、翳りがみえることも。
 主人公の落ち込んだときの特効薬的存在。(more...)


「えー? 可愛い格好をした女の子にご馳走するのは男のロマンなんだけどなぁ」



 桂木 拓巳(かつらぎ たくみ)

 唯我独尊な生徒会長。
 ゴーイングマイウェイ。傍若無人。天衣無縫。大胆不敵。そんな言葉を地で行く高校三年生。
 ドイツ人を母に持つハーフで色素の薄い髪と緑色の瞳をしたギリシャ像のような美形。ミドルネームはヨハネス。神が二物も三物も与えた見本のような男で、嫌味なぐらい運動神経もあるし頭もいい。ただし性格が致命的。彼の傍に居ると確実に何か被害をこうむる。アニメと漫画を愛しており、俗に言うオタク。
 快楽主義者で楽しい事が大好き。子供のように無邪気だが、一転して酷く冷めた部分もある。
 峰藤とは小学校からの腐れ縁。主人公の事は「2C」と呼び、彼なりに可愛がっているつもり。(more...)


「俺のものは俺のもの、すべてのものは俺のものだ!」



 峰藤 浩輝(みねふじ こうき)
 陰険メガネ副会長。
 常に無表情か機嫌が悪そうに見えるので周りから恐れられている。彼の辛辣な言葉には殺傷能力が備わっているのではないかとはもっぱらの噂。
 唯一、桂木の手綱を取れた事から副会長にならされて結局、面倒を見る羽目になっている。結城さんを敬愛しているから彼だけには弱い。
 主人公の事は嫌いではないが、最初の印象が悪すぎたためいつまでも警戒されているのでついついきつくあたってしまう。それが原因で更に天敵視されるから悪循環。
 クールを装っているが実は酷く負けず嫌いで不器用。(more...)


「遊びがいがあることは否定しませんが――何事も度を越すと許容し難いですね」



 伊藤 紀子(いとう のりこ)

 弱小新聞部の部長であり主人公の友達。しかし友達という関係を見直したくなるほど主人公に対する扱いは酷い。
 どこか間違ったジャーナリスト魂を持っており、ネタにかける執念は並外れている。峰藤とは違った意味で周りに恐れられている存在。放送部の佐伯兄弟を顎で使っているらしい。


「そんなに隠すならぜったいに見てやろうってのがジャーナリスト魂でしょう!」



 朝倉 美登里(あさくら みどり)

 暴走すると何をしでかすかわからないバイオレンスな先輩。必殺技は照れた時に炸裂する抉るようなエルボー。主な餌食は主人公。美人だが好きな人の前では緊張のあまり挙動不審になってしまう。思いこんで突っ走って後悔するタイプ。
 恥ずかしがりやで奥ゆかしいが、達観した大人な面もある。


「できるならとっくの昔にやってるわよ! この百億光年馬鹿!」



 瀧川 辰之進(たきがわ たつのしん)

 ミステリアスなご老人で主人公の猫好き友達。職業不明、年齢不明と謎が多く、思わせぶりな事も言ったりする。物腰やら物言いが粋でかっこいい。さらりと気障な台詞を言ったりするので侮れない。昔はあちこちでぶいぶい言わせていた模様。
 主人公の癒し系ナンバーツー。


「そう餅みたいに膨れなさんな。せっかくの可愛い顔が台無しだぜ?」



 西条 瞳(さいじょう ひとみ)

 職業・愛の狩人とか自分で言っちゃうはっちゃけたホステス。貞操観念がなくて男にだらしないが、本人なりにはいつも本気。あっけらかんとしているのでなぜか憎めない。主人公がたじたじになるほどフェロモンむんむん。今の愛すべき彼氏はあっくん。


「あら、男と女が一緒にいて、それ以外にすることあるぅ?」




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